私ごとだが先日29歳を迎えた。
人生100年時代と言われている今。
100歳はいかないでも90歳近くまで生きることも珍しくない。
そう考えると人生の3分の1が終わったことになるわけだ。
これは割とゆゆしき事態で、
ハリーポッターなら「アズガバンの囚人」あたりまで終わっている計算になる。
映画の中でいえばいよいよ物語がかなり動き出すような部分。
相変わらず僕自身は20歳の頃とは何にも変わってないけど。
そういえば先日、1933年に設立されたという食堂に行ってきた。
なにやらオムライスが美味しいらしいので食べたのだが、
シンプルだけどこれがまあ美味い。
このオムライスが1933年からあるのかどうかは知らないけど、
歴史を重ねた上でこのオムライスにたどり着いたというなら、
まさにシンプルが1番という言葉にも説得力が増すってなもので。
歴史ある建物は素晴らしい。
内装や佇まいまで全て今の時代では逆に創ることができない造形美だ。
手すりや階段のフォルムなんかも、昨今ではなかなか見られない代物で、
なんとも言えない渋い味が出ている。
僕も死ぬ時にはそんな渋い味が出ているような人間になってみたいものだ。