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ひとりカラオケボックス #6by.海渡まどか

2019.04.14

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#6 雨のち晴れたら葉桜

 

満月のかけらなくした手触りに憂いがぼやけて見えづらくなる

さみしさをくれ 何もかもうまくいく日に黒板に爪を立てる音

まっすぐに飛び出そうとする人がいて祈りのように帆船を放つ

 

三日晴れて一日雨。三日晴れて一日雨。
暖かい日だから桜が花開くかも、と思うと雨が降り出して落ちてしまうんじゃないかとはらはら。

でも今年の桜はゆっくりと咲き始めて長く楽しませてくれた。
バイクで通り過ぎる道並みの花に心安らがされて、穏やかな日に感謝しているのだけれど、
あの春の日に胸いっぱいに嬉しかった近所のローソンまでの道のりの、
あの春の日に視界が狭く尖って周りの人を傷つけ回ってしまうような危うさの、

春は交互に私を揺らしてくる。
穏やかなる日は物足りないと思ってしまう、荒れ果てた日はこんなところにはもう二度と来たくないと思いながらでも、
切り詰められる苦しみがちょっと快感だって思ってる。

大切な人の門出にはふくらんだ帆船に乗せて見送ってあげましょう。
自分の帆船にも風をたっぷり送ってあげましょう。

幸せだからこそ吹いてくる風と、そこから生まれるものを祝福してあげましょう。

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隣の畑にすごい発見が落ちてるかも。
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