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  • 【SALON 2018 MY BEST】あの人が選ぶ2018年のベスト・カルチャー

 

SALON 2018 MY BEST

W杯で夜な夜なテレビに釘付けになったかと思えば、
大地震や豪雨の災害では芯から揺るがされた日本列島。

かたやDA PUMPによるU.S.Aブームが巻き起こり、
ティックトッカーが続々登場しては、今日もこの国で人は踊り続けます。

2018年はどんな年でしたか?

「SALONのやつ見て聴いたわ〜」など嬉しい感想も多く、好評を博した昨年に引き続き。
SALON名物年間ベスト企画、今年もやります!

今年はクロス・カルチャー・コミュニティらしく音楽アルバムという縛りをなくし、
あらゆるジャンルからお気に入り三作品を、
SALON TENANTメンバーに豪華ゲストを加えた総勢24名の方に選んでいただきました。

長くて短い一年の振り返りに、
チェックしていなかった作品との出会いに役立てれば幸いです。

今年もありがとうございました!

So Ohashi
/「表現者のゆるい集団」SALON Organizer

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So Ohashi
“SALON” Organizer/路地

前半、路地で「これからもここから」をリリース。音楽をやってきた者として過去になく本気になる。後半、経験したことのないジャンルのトラブルに見舞われ、人生最大級のストレスとの同居生活。眠る前は逃げたくて酒ばっかり飲む。気付いたら周りにみんながいたのだった。それでハッピー・エンド。覚えてないことの方が圧倒的に多い。忘れてもいいことだってたくさんあるはずさ。
SALONは確実に礎になっているなあと、今この記事を編集しながらしみじみとしています。足を伸ばせず芸術に多く触れられない年ではありましたが、そのぶん半径何メートルかの世界に、手の届く幸せを集めていました。いつも本当にありがとう。

  • 1

    マイベスト1

    音楽折坂悠太
    「平成」

    僕らは歩く、雨風を避けながら。それでもまとわりつく何かの重みをふるい落としながら。ちっぽけな自分という存在を恥じながら、ちょっと誇りに思えるよう、努力しながら。この浮遊感は肩の右上あたりに幽体離脱したような気持ちで、足取りを軽くしてくれたり、次への歩みを楽にしてくれた。
    人間の持つ尖る部分やもはや生理的な震えみたいなものが本能で感じられ、音楽ってここまでできるのかって素直に感動した。

  • 2

    マイベスト2

    音楽冬にわかれて
    「なんにもいらない」

    曲たちが、聴くほどにエモーショナルになっていった。ドア・トゥ・ドアの生活に錯乱しかけた時に現れた別世界への扉みたい。その割に実は、懐かしい記憶に繋がっていたりもする。音が止んだらまたここに戻ってくる。今年は正直あまりポップ・ミュージックを聴く気にならなかった。求めていたのは癒しだった。これは手の届く世界で安心を得ようとした今の自分のテーマかもしれない。
    「おかしなラストプレイ」という曲が脳内でリフレインする。「また始めるよ あの公園で 午前三時から あの場所で アンコールに応えるだけ」

  • 3

    マイベスト3

    MCバトルSEEDA vs 晋平太
    「BodyBag」 (5分×2本アカペラ)

    年間で300~400本くらいMCバトルの動画を観た。Youtubeで観れるベストバウトを一つ選びました。
    このバトルにビートは一切ない。事務所ライブラとのしがらみやビーフを乗り越えてきた晋平太。普段フリースタイルしないSEEDAが平場に出て来てひたすらヒール悪役を演じる。しまいには晋平太のバース中に喋り出して挑発し出したところで、晋平太が覚醒して現役最強のスキルでぶっ倒す。超気持ちいい。これは何よりも即興の芸術。フリースタイル好きで良かった。

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Tsugumi Akimitsu
SALON運営/グラフィックデザイナー/フォトグラファー

あらゆるご縁に恵まれ、これまでの私には成し得なかったことを思う存分経験することができました。良いことも悪いことも半分ずつ、全てひとりではできなかったこと。よく考え、よく動き、よく生み出した1年でした。お腹いっぱい。(でももう空きはじめてる。)
そして今年は、人生で最も「濃い」出逢いがあったと思います。間違いなく今後の私の人生に影響するね。言い切るよ。近頃は、数の「多さ」よりもひとつひとつの対象への「濃さ・密度」を意識しはじめています。2019も、生かされていることを忘れることなく、丁寧に生きます。

  • 1

    マイベスト1

    写真集Petra Colins
    「Coming of Age」

    ガーリーカルチャー、フェミニズム、SNS時代といったキーワードがペトラ・コリンズの存在を後ろ盾する。私が彼女を初めて意識し始めたのは資生堂「花椿」に掲載されている写真とインタビューを発見してから。タヴィ・ゲヴィンソンちゃんの「ROOKIE」のクリエイションも担当していたことを知ったのはその後で、些細なことではあるけれども自分の奥底に根付く「女の子に生まれた」という喜びを強く理由づけた出来事だった。
    女性が放つ真の美しさとは、女性として生きる傷みや幸せとは、そんなことを考えるきっかけとなった一冊。決して明るいとは言えない半生を綴ったエッセイと、生活の中にファンタジーのかけらを舞い散らせたような煌びやかで刹那的な写真とのコントラストが超インパクト

  • 2

    マイベスト2

    写真集奥山由之
    「Los Angeles/San Francisco」

    最も写真集が売れてる写真家・奥山由之さんです。2月に2週間ほどこの写真集のために訪れたロサンゼルスとサンフランシスコで瞬く間を惜しむように撮り収められた写真。現地の太陽の輝き、暮らす人、落ちているゴミ、ショーウィンドウに映る影。ページをめくるごとに、目に刺さりそのままジワリと光が染み入るような感覚。
    偶然にも今年の3月に私もサンフランシスコを訪れた経験があるためか、そのとき感じ取った空気の断片が頭にチラつき、においを思い出し、目の奥がぎゅっと熱くなる。比べるなんておこがましいし、重なるなんて大きな声では言えないけれども、他人事のようには思えない作品。冒頭の言葉によって、さらにこの一冊に輪郭を与える力があるのもまた彼の魅力。

  • 3

    マイベスト3

    映画
    「レディ・バード」

    「フランシス・ハ」のグレタ・カーヴィグ監督の話題作。
    20代手前の女の子が嫌でも経験してしまう、高校という社会や、家族、友達への苛立ち。目の前の小さな出来事にも心揺らいで迷いから向け出せなくなってしまう自分への不安。そんなものに溺れてどうしようもない日々。そこを踏み越えればまたひとまわり大きく、そして素敵になれる。己の中を何周も何周もまわって疲れ果てて、いちばんしんどいときにもう一歩のぼり切ってたどり着く。渦中ではそんなことに気づけるわけがないから、人生はおもしろいし愉快で素晴らしい。傷ついても、泣きわめいてメイクがぐちゃぐちゃになっても、次の日になればご飯は美味しいし、生きるのはうれしいし、女の子は楽しい。

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イハラカンタロウ
音楽家

2018年のイハラカンタロウ
・芝居を始める。
・初めての関西遠征。
・「CORAL」という音源を制作。
・自主企画「neo tokyo rhapsody」開催。ソールドアウト、と言ってもいいくらいの満席具合。
・色々な別れと出会い。
・ハムスターを飼い始める。
・「goodbye good days」シングル配信リリース。
・自主企画「The Girl In White」開催。ソールドアウト。

  • 1

    マイベスト1

    音楽Raquel Rodriguez
    「Night’s Over」

    まずはシングル。僕は普段、70~80年代のニュー・ソウルやダンス・クラシック、AOR、またはそれらの流れを汲んだ最近の音楽を好んで聴く。サブスクの自動再生なんかを聴いていると当時と最近の音楽が入り混じって、デジタルとアナログのミックス・ジェットコースターなのだ。
    でもこの「Night’s Over」はボーカルが入るまで最近の曲だと気がつかなかった。アナログっぽい音が鳴っている。(気がします。)おそらく相当絶妙な感じにコンプで潰している。そして曲も良い。適度にディスコ、適度にソウル、適度にファンク、そしてポップさ。何より仄かに香る泥臭さ。(と、僕は思いました。)

  • 2

    マイベスト2

    音楽Benny Sings
    「CITY MELODY」

    おおベニーよ、どうして君の出すアルバムは全て、(そして、それらの中の全ての曲)良いのか。もう本当にファンだ。本当に。
    今一番ライブを観たいアーティスト、ベニー・シングス。この「オモチャ箱をひっくり返したら辛辣な大人の男女が最後の別れを惜しんでいるフィギュアが出てくる」ような曲はどうやったら作れるのだ。教えておくれ、ベニー。僕もオランダ人になって大麻を吸いまくれば良いのか?ベニー・シングスはライブも素晴らしい。YouTubeにいくつかアップされているので観てみて。

  • 3

    マイベスト3

    音楽POOR VACATION
    「Poor Vacation」

    リズム隊の絡み方、テンション・コードの使い方、メロディやコーラスの入れ方、曲の構成、効果音の入れ方、色々なところにシンパシーを感じてしまうアルバムに今年末、出会ってしまった。M2、3、5、7、こういうリズムセクション、大好きです。ただ、ガチガチに黒くなっていくのではなく、しっかりと10年代からの日本のインディー・ロックの味も出ているのが素敵です。どのようなライブをされるのか気になる
    。2019年はベニー・シングスとPOOR VACATIONのライブに行くことは決定です。

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ユウト
ライター/イベンター/FREE MEDIA ZINE SPICE

個人的に去年より、良質な音楽や映画、文章やイラストにたくさん出会えた気がします。
音楽に関して言えば、ここで挙げたバンドの他にも、あと5、6枚ランクインさせたいものはあったんですが、、自分の周りでは解散しちゃったバンドもいて、失われていった音楽に寂しさを覚えつつ、とっても素晴らしいものを知ることもできた1年でした。毎日、音楽を探している身としては、嬉しいかぎりです。2019年も良い音楽に巡り会えるように。

  • 1

    マイベスト1

    音楽ADOY
    「LOVE」

    近年、勢いを増す韓国の音楽シーンでも、一際目立っていたのは「Silica GEL」。そして僕はこの「ADOY」だと思う。囁くような甘い歌声にどこか80年代、そしてヴェイパーウェイヴを感じるサウンドにドキドキされっぱなしの1枚だった。今や韓国はK-POPだけではない。新たなシーンと才能が着々と開花して育っていたわけだ。来年はさらに韓国から目が離せなくなりそう。

  • 2

    マイベスト2

    音楽The 1975
    「A Brief Inquiry Into Online Relationships」

    正直言って、「1975」は好きではない。いや、好きではなかった。今までの彼らの楽曲はロックというには、ポップでダンサンブルな雰囲気がどうにもダメでした。しかしどうだ、このアルバムは。間違いなく今作もポップ。でも、単なるポップじゃなくて徹底された美学がある。フロントマンのマシューの人間性や80年代の良質なポップスへのリスペクトが節々に見える気がする。一曲を切り取っただけではわからない、良質な一枚でした。

  • 3

    マイベスト3

    音楽クボタカイ
    「I loved you」

    若干19歳。初めて音源を耳にした時に衝撃を受けた。アーバンでメロウなバックサウンドにアダルティックなリリック。完成された楽曲のセンスがどれもずば抜けている。まだ音源はこれしかリリースしていないらしいが、この1枚は本当にショックだった。たった4曲。たった4曲だが、フルアルバムを聴いたような満足感と、まだまだ聞きたい欲望に襲われる。僕は音楽を作ってるわけじゃないけど、この才能には嫉妬しちゃうな。

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すずきえりか
具現家

海外に何回も行き、現地の友人もでき、交友と知見が広がった1年となりました。「また訪れたい。」「絶対に会いに来るから!」を同じ年に実行したのは初めてかもしれない。来年もお気に入りの場所を見つけられるような旅がしたいです。
そして具現家としての活動記録を全くUPできていないので近々まとめてアップしたいと思います。SALON企画のリレー小説には参加できて良かったです!平成が終わるまでに何かと残しておきたいですね。
バラバラな文章で師走感出ておりますが、2019年もどうぞよろしくお願いいたします。

  • 1

    マイベスト1

    展示
    「AUDIO ARCHITECTURE」

    展示期間内に開催された「LIVE AUDIO ARCHITECTURE×8」というイベントが激熱でした。
    Corneliusが展示の為に書き下ろした楽曲を生で8回演奏し、作家8組によるそれぞれの視点から解釈された映像作品をバックに流すというイベント。同じ楽曲なのに映像の力で変わる音楽を体感することができた。音楽はループしているのに映像作家が変わるだけで、聴こえ方が違ってくる。タイトル通り、音楽は環境により変化する構造物であるということが空間を通して実感できる展示であった。

  • 2

    マイベスト2

    音楽MOP of HEAD
    「Health」

    出会いは2012 FUJI ROCK最終日深夜のRED MARQUEE!最終日の深夜なんて体力残ってないのに尽きるまで踊らされたバンド。
    今回のアルバムでも踊りたくなるような曲が満載。どこか懐かしくなるようなメロディーラインを交えながら作られるダンスミュージックはたまらない!これを聴いているとキーボードを打つ手もリズムを刻んでしまう。変換がおかしくなるのでさぎょうちゅうはおすすめしない。まさにいま。

  • 3

    マイベスト3

    音楽Peoplejam
    「One Step Closer EP -Special Edition-」

    海外のフェスでも活躍をみせるPeoplejam!
    バンド名の通り、人が集まってくるようなアガル曲が多い中、今回のアルバムでは重厚感ある落ち着きを魅せながら、内からアガル感じが演出されている。大人しく聴きながら、内ではブチ上がれるので、主観で申し訳ないが、スノボをするときにもってこいのアルバムとなっている。

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一文字風平
ミュージシャン/詩人

25歳から26歳にかけて、ひとつの節目のような年だったと思います。個人的な生活の話はともかく、何かを表現したりつくったりすること、感受性を耕すような経験、とにかく楽しいこと、美しさや愛憎、ほんとうの豊かさ、信念、そういったものが何よりも尊いのだなと、すごく実感した1年でした。
限られた人生、悔いのないように生きたい。今年も色んな人、もの、こと、ありがとう。来年も生きていけますように。

  • 1

    マイベスト1

    音楽折坂悠太
    『平成』

    折坂悠太という存在を知ったのは、彼が銭湯の浴室で「馬市」という曲を演奏している映像を見たのがきっかけだった。すげえ人がいる…!とわくわくしたのを覚えている。
    それ以降『あけぼの』『たむけ』『ざわめき』といったアルバムを聴きながら、いったいどこへ向かっているのか?と思っていたら『平成』。ジャケや楽曲、演奏や歌声にしても、その混じりっけなしの純音楽的精神と、ずしんと座った肝と一本芯に痺れた。
    揺れるこの国の上で、野に花の咲くように夢を見て、旋毛からつま先まで全霊で歌えば丑の刻にみーちゃんもごうごう 平成の坂道を駆け下りろ!真摯な音楽愛と表現欲みなぎる銘盤に祝福を!

  • 2

    マイベスト2

    書籍九螺ささら
    『神様の住所』

    好奇心や感性を、こんなにも文章で刺激されたのは初めてと言えるほど、閃きと瑞々しさにあふれた1冊。84のテーマごとに ①短歌 ②テーマと短歌にまつわるエッセイ ③冒頭の短歌に対する返歌のような締めの短歌という構成でまとめられていて、ひとつのテーマで大体3ページという潔さが気持ちよく、とても秀逸。ちょっとドヤ感のある言い回しも愛嬌ゆえに可愛く思えてくる、遊び心あふれるチャーミングな言葉選びに惚れました。
    以下、特に好きな短歌から3つを厳選。(*香具師→やし 購ひて→あがないて)
    “雛雌雄分けしてるよう きみの指わたしをふかくよく見つけてる” 〈18.エロス〉
    “京都府京都市左京区宇宙町無重力坂永遠ニ上ガル” 〈35.住所〉
    “香具師の売る「野原の種」を購ひて 寝たきりの姉の夢の中に蒔く” 〈53.種〉

  • 3

    マイベスト3

    映画松浦真一〈監督〉
    『撤退、及びそれに伴う孤独についてのブルースと超越論的銃撃戦』

    なんと長くて硬くてまどろっこしいタイトル。口にするのもひと苦労。一文字風平も撮影に携わり、15分ほど出演して1曲歌いました。今年の2月から3月にかけて、毎週梅田や天六あたりに駆けつけてワクワク・ヒリヒリしながら現場を見ていたので、そういう意味で何よりも今年一番思い入れのある作品。「青春群像劇」と言ってしまえばそこまでやけれど、どこまでいっても深く断絶された他者との葛藤で浮かびあがる絶対的な孤独、あるいは覚悟というものについてのドキュメンタリー的群像劇。人生踊らにゃ損!そんな感じでダンス・ダンス・ダンス!いつかこの映像を懐深く受けとめられる日が来ることを祈って TAMA NEW WAVE 映画祭「ある視点部門」入賞に乾杯!

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AT限定のジャム
主婦ブロガー

今年最後に思うこと…。うーん。何か……何か…何か生え際後退してないか?俺。いや、気のせいか…?でも心なしか髪の線が細くなっているような…?いや、違うか、気のせいか?パーマか?パーマのせいか?いや、気のせいか?

  • 1

    マイベスト1

    漫画林田球
    「ドロヘドロ」

    私今年最大のニュースといえば何といってもドロヘドロが遂に完結したということである。つべこべ言わずに読むのである。

  • 2

    マイベスト2

    映画MEG ザ・モンスター

    この映画だけは絶対映画館で観ようと決めてました(笑)僕みたいに海が怖い人間にとってはジャストミートな作品でした。ね。

  • 3

    マイベスト3

    アプリSEGA
    「コトダマン」

    正直、今年一番何にハマったかとなるとこのアプリです。ね。多分これからグイグイ来るのではないかと。まあ、僕はもうあまりやってないけど(笑)

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コウ
イベンター

2018年を振り返る前にSALONというゆるい集団のゆるさに甘え続けてしまい、更新をまったくしないという1年になってしまい申し訳ありませんでした。今年の4分の1は病院で生活するという一生経験したくない年になり、2019年の年始から検査検査の日々・・・。とこんな悲しい話をしていても仕方がないので早速いってみましょう。今年出会った素晴らしい作品を紹介するコーナーということで昨年は音楽だったのですが、今年はジャンルフリーということです。M-1のネタベスト3とか色々考えましたが、映画にしても、小説にしても、今年発表された作品をほとんど観ていないので、結局今年も音楽でやらさせていただきます。

  • 1

    マイベスト1

    音楽SUNNY CAR WASH
    「ティーンエイジブルース」

    こちら枚数限定シングルなのですが、この中に入っている『1997』という曲がとてもお気に入りでして、入院生活に身も心もやられている時に「聴いてください!」ってボーカルのあだむ(岩崎優也)が送ってきてくれて、心に響きすぎて泣いてしまったんですよね。それでもう調子に乗って爆音でサニカー流して怒られたんですよね。そんな思い出がある曲なので、ライブで聴いたりすると その時のことを思い出すのです。

  • 2

    マイベスト2

    音楽SUNNY CAR WASH
    「ファンシー」

    おい!いい加減にしろ!ステマだろ!という声も聞こえなくはないが、いやいやちょっと待っていただきたい。僕は昨年彼らの『週末を待ちくたびれて』というアルバムを選ばさせていただいた。その際のコメントで名曲を出し切った感があるのでは と書いた。しかしこの曲を聴いて 次のアルバムはすごいことになると確信した。今年1番聴いた曲です。

  • 3

    マイベスト3

    音楽リツキ
    「DAWN TO YOUTH」

    僕は今年発表された作品をあまり聴く余裕がなく、色々考えたのだけれど無理矢理今年発売されたあまり聴き込めてないものを選ぶのであれば 発売は昨年だけど今年すごく聴き込んだ作品を入れようと思い 入れさせていただきました。怒られるかな。まあ、いいや。リツキはだってもう天才でしょう。歌詞にものすごいセンスを感じるんですよね。このCDに収録されてない曲の話をするのもなんだけど、リツキがたまに送ってくれる新曲とかも本当にいつも良くて。関心してしまう。まだ高校生なのに とかそういう話ではない。これからが楽しみでしかない作品。

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Allancmo
アーティスト/ズカイ

今年は手に取れてわかるくらいに不遇でした。チャージを溜めるというか。5年も務めたバイトを無事に辞め、朝のクソ早い時間から起きることもしなくなり、ただウダウダするだけ。それでも日々に何かの希望をもたらし、来年こそはと願ってやまないこの年こそもいつかは尊くなるのだと今は信じるのみなのかもしれない。いや、信じるのみではいかず、何度も仕掛け続けなくてはいけない。平成の終わりはたくさんの災害に見舞われ、やはり大阪北部のでっかい地震には味わったことのない恐怖を植え付けられたくらいである。来年の夏はどんなに暑くなってしまうのか、そんなことすらも考えさせない速度でまた1つ年を食っていく。もうこんな生活はやってられない。慣れてなんかない。ここからの逆転劇に目を離さないよう。

  • 1

    マイベスト1

    音楽Saba
    「Care For Me」

    モノクロで縛られたジャケット写真からまさに連想も出来るくらいにジャズのサンプリングかそれに類いする鍵盤のフレーズが全体的に散りばめられる。綺麗な粉砂糖のように。彼が自分を癒すようにこのアルバムに僕も何度も縋ったような気がする。一曲目のBUSYからSIRENSの流れでここまでやっていいのかと思わせて、一旦下降したテンションが途中のSMILEでまた上がる。アルバムの10曲という近年では少なくも感じる曲数はその中だるみさを感じずにラストトラックまで聴かせ続ける。何かの真新しさを感じさせるアルバムであったかどうかは難しいが、ここ最近の僕の好みが集まったアルバムであることは間違いない。ベストアルバム。

  • 2

    マイベスト2

    音楽The 1975
    「A Brief Inquiry Into Online Relationships」

    この長ったらしいタイトルのアルバムが出ることはとても楽しみであった。それまでのトラックも最高だったので。TOOTIMEの次にいくと急に始まるエレクトロミュージックでこのアルバムは只事ではないということに気付かされ、Love it~が終わって急にフォークソングが始まったかと思えばネオソウルにも似たビートにゴスペルソング。またフォークが始まり、最終的にはイギリスらしい遠く伸びるフックで締めくくる。このアルバムには遥か遠く掲げる自分のバンドのアルバムのビジョンを先に見せられたような気がする。音楽のジャンルを少しずつ変えながら、自分たちの表現する音楽を作り上げていくアルバム。とても突き抜けていく曲と、それを彩る曲。僕にとってはそういう意味で、希望のアルバムになった。

  • 3

    マイベスト3

    音楽Yves Tumor
    「Safe In The Hands Of Love」

    2018年ぼくが少しだけアンビエントやエクスペリメンタルに傾倒していったのはフィッシュマンズの男達の別れが今になって評価されたこと、このYves Tumor、夜に眠れない僕が苦肉の策でとったアンビエントを聴いて寝るという方法を得たこと、など様々なことが要因となるわけだ。とてもダークで、もちろんエクスペリメンタルなアルバム。でも最初のトラックやNoidなどを聴くとそれだけではまとめられないよう、ブラックミュージックのサンプリングも入れられてる。かと思えばアルバム後半にはエモにも似たフレーズ、吐き捨てるような歌い方もする。それがこのアルバムの全てであろう。そして不遇の時間を過ごす僕に優しく時には暴力的に投げかけてくる。

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海渡まどか
歌人/Ribet towns

身体が大きなテーマとして浮かび上がった年。反面、心を疑い、その強いエネルギーが生み出しもする繊細さは、では何なのだろうかと悩んだりもした。最も大きな出来事は夏に鍼灸治療をしてもらったことで、身体の声を聞くこと、身体の可能性、身体の範囲を伸ばすことについて考えた。まずはわたしという身体を十分に使い切って、この肌の外側に身体の範囲を伸ばして触れるということが、人を思いやることだったりするのだろう。大事なものを見失わず、明るく、元気に、朗らかに生きていきたい。もう少しだけこの小さな島で、春の風の、夏の海で浮かぶ無力感の、秋の落ち葉が日に日に増していくグルーヴの、冬の大きな眠りの中にいます。

  • 1

    マイベスト1

    音楽Superorganism
    「Superorganism」

    2018年の彗星だと思うスーパーオーガニズム。眠たい朝に階段を降りてキッチンに立って、スクランブルエッグとベーコンを焼きながら昨日買ってきたチーズ入れてみようか?粒マスタードでソース作ってみようか?コーヒーじゃなくてソーダにしてみよう、とか、そんな話をしながら曲を作っているような。そういうイメージ。曲のキャッチーさ、ミニマルさはワールドワイドな作りだけど音はギターやシンセだけじゃなくて身近なおもちゃやコップや水だったりする、というのが、メンバーが一緒に暮らす中から出てきている感じがしていい。ワールドワイドなのに近い。それが発信することが近くなった時代性が出ているようにも思うバンド。

  • 2

    マイベスト2

    音楽リクロ舎
    「校長先生のはなし」

    かつて校長先生の卒業のはなむけの言葉を録音して、卒業記念として配布されていた様々な時代、地域のレコードを、文字起こしして書籍化した一冊。時代によって時事の違いはあるけれど、共通するのはいつも、明るく元気にほがらかに、と先生は仰るのだなあこれが。いかにも学校らしいけれどでも、明るく、元気に、朗らかに。愛するあの人にもあの人にも確かにそう居てほしいと思うし、思い返せば好きだった人はみんなそうなのだった。

  • 3

    マイベスト3

    展示大地の芸術祭

    3年に一度行われる新潟・越後妻有での大地の芸術祭。弾丸すぎて見たのはほんの一部だけど雰囲気は感じ取れた。作品も観たけどとにかく土地の雄大さにやられた。車を降りればぐるりと山に囲まれ、夏にも冬の雪の深さを感じさせる、積雪対策仕様のトンネル。作品鑑賞を通してその地域を回らせ、訪れる人に土地への眼差しを持たせる装置として、芸術祭は十分に機能していた。美術は自然の美しさに敵わないけれど、アートを自然の厳しさ、強さ、美しさを際立たせるレンズとするならば、越後妻有は絶好の舞台だった。住民が芸術祭に慣れ、この都市集中の時代にあんなに地域に活力があるのも素晴らしいこと。大地の芸術祭20年の歴史を感じました。

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谷口麦酒
CANDY

鏡みたいだなーと思う。音楽に触れることは無自覚の内省や憧憬の投影だったりする。

  • 1

    マイベスト1

    音楽Spiritualized
    「And Nothing Hurt」

    アルバムタイトルと内容は一致してるようで真逆で、やっぱり一致してる。ジェイソン・ピアースが自室にこもってほぼ一人で完成させたっていうのもすごく腑に落ちた。壮大で、寂しくて温かい音楽。

  • 2

    マイベスト2

    音楽GEZAN
    「Silence Will Speak」

    「カラッカラのボロッボロの荒野の真夜中に夜に差す一筋の光」って感じ。諦めてないけど諦めてる、諦めてるけど諦めてない。

  • 3

    マイベスト3

    音楽前野健太
    「サクラ」

    これから先、時間が経って聴いても「あっ、こういうことかー」と気付き続けられると思う。今の時代がいちばんいいよ。

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田井中芳樹
ドラマー/Maple&Laurel主催/Wooly翻訳スタッフ

以前から読んでいたSALONに寄せてもらえてとても嬉しいです。今年は年齢も出身も関係ないなと思わせられるようなリリースが多く、そういった意味でも聴くのが楽しかったです。アルバム単位で音楽を聴く割合がだんだん少なくなってきているのですが選んだ3枚はその中でも通しで聴くことが多かったように思います。個人的には色々ありましたが()今回のように色んな人に機会を頂いたおかげで楽しく過ごせた一年でした。豊かな人生という感じがしますね()colormalのサポートをはじめ演奏、英語、文章、取材、イベント等来年の話もいくつかあって色々動いているところなので引き続き気にかけて頂けますと幸いです。

  • 1

    マイベスト1

    音楽The 1975
    「A Brief Inquiry Into Online Relaionships」

    今更自分が取り上げるのも気が引けますがこれを選ばないのは嘘だろう、ということで紛れもなく今年のベストです。これまで以上に切実でマシューの人間らしい一面が吐露されているところにたまらなくグッときてしまいます。Give Yourself A Tryの歌詞は明確に他者(あるいは過去の自分)に向けられていて、MVでもダサくて情けない部分をさらけ出しているあたりなんかもう……「ほんとうに素晴らしい音楽というのは、絶対に『音楽以上のなにか』なのです。」とはFor Tracy Hyde夏botさんの言葉、「本作を構成する国内外の音楽・小説その他からの膨大な引用を追うことは僕には出来ないけれど、この作品に込められた切実さを感じることは容易い。」とはThe World Will Tear Us Apart / ラグチューシャックの大橋さんが別の作品に向けて使った言葉ではありますが、本作はまさに自分にとってそういう言葉が当てはまるようなアルバムだと感じます。

  • 2

    マイベスト2

    音楽Balloon at dawn
    「Tide」

    活動終了の知らせを聞いた時はネガティブな感情よりも先に「とても綺麗な終わりだ」という納得感が先に湧いたのを覚えています。リリース時はこれまでの彼らの活動を思ったり個人的な感情も混じって聴く際は涙を禁じえなかったのですが、時間が経って改めて聴き直してみるとやはり三部作の完結としてふさわしい内容で、その丁寧で細やかなつくりに舌を巻きます。前作同様Kensei Ogataさんのエンジニアワークもまたよだれもので、ドラムについては小松くんも交えて使った機材と音作りを逐一問い詰めたいぐらい……。ポストダブステップ的なアプローチや一聴ディスコードともとれるような声の重ね方など、前作から更に踏み込んだ現代的な試みもある中、日本語詞とメロディによって「歌」として完成されているところに井口君のソングライターとしての矜持のようなものを感じます。作品が残っていくというのは当たり前だけど素晴らしいことで、この音源が自分だけでなくもっとたくさんの人達にとって再聴/再読する価値のある大切な作品になっていたらいいなと思います。

  • 3

    マイベスト3

    音楽pool$ide
    「aquarius」

    また夜更かしのお供になる作品が増えて嬉しいな、という気持ちです。Local Visionsの台頭は今年を語る上で欠かせないと思い選びました。サブスクでのリリースは無くbandcampオンリーというのがもどかしいですがそれもまた逆に2018年らしいのかもしれません。vaporwaveの文脈に沿いながら、確実にその先が感じられるような作品群。本作もその例に漏れず、民族音楽の音色も取り入れたりと新鮮さを感じる作りが随所に見られます。タイトル通りみずみずしさを感じさせつつも全体として低体温な仕上がりになっている不思議な作品で、何度も聴き返しました。Otohatobaやサウナクールミニを拠点とした彼らの活動を知ったのは最近のことですが、神戸に住んでいる身としてとても嬉しく思っています。

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篠田知典
映画監督

『下鴨ボーイズドントクライ』という映画を撮りました。年明けに出町座で上映されるので観に来て下さい。昔からローカルアンセムが好きで、選んだ3枚も特に意識した訳ではないですがそういう曲の入ったアルバムかな、と思います。そろそろ引退の時期も近いと感じながらも、もう少しだけこのままでいたいと思っていたような1年だったので”RUN”と”I don’t run”というアルバムを選んでしまいました。

  • 1

    マイベスト1

    音楽Say Sue Me
    「Where We Were Together」

    “Everyone left this old fucking town.Only I’m getting old with this town.I just wanna stay here But I wanna leave here.”この歌詞を読むと、釜山と京都はもしかしたら似た街ではないか、と感じる。遠く離れた釜山で作られたこのアルバムは、多くの友人が去った京都に住む僕の心に不思議なほどぴったりとはまった。釜山のnanoによく似た小さなライブハウスで、地元の若者がこの曲をシンガロングする光景を想像する。僕の友人達同様、彼らの友人達もまた、釜山を離れたのだろう。でも僕らにHomecomingsがいたように、彼らにはSay Sue Meがいる。

  • 2

    マイベスト2

    音楽the Hinds
    「I Don’t Run」

    彼女たちのような、いつまでもキラキラした奇跡みたいなバンドがいるから多分一生インディー・ロックが好き。ロンドンやニューヨークじゃなくてマドリードのバンドというのも素敵。多くの人の心配事だった「ハインズは典型的1stしか良くないタイプのバンドではないか?」という疑問を簡単に吹き飛ばした傑作2nd。リバティーンズ超えて!

  • 3

    マイベスト3

    音楽tofubeats
    「RUN」

    『孤独を歌い続ける魔法の音楽』
    彼のデビュー以来、僕が彼の音楽に一貫して抱いてきた印象です。映画タイアップにドラマ主題歌、これほどの成功を収めた後も彼の音楽はいつもと変わらずにどこか寂しそうで、僕の心にそっと寄り添ってくれます。個人的ベストトラックはクラブやパーティにおける楽しさと切なさが同居したような楽曲の”MOONLIGHT”。この曲流して小松菜奈みたいな女の子と夜の公園で踊るという妄想をよくしてるのでいつか撮ります。

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ジョニー
Easycome

Easycomeに加入して早1年。ミラクルな日々の連続でした!これも沢山の方々の支えあってこそ。本当にありがとうございます!2018年は流行りのジャンルとかなく、皆やりたいこと掘り下げてたなぁという印象でした。2019年、開花の年だと思います!皆で楽しんで行きましょう!

  • 1

    マイベスト1

    音楽Young Gun Silver Fox
    「AM WAVES」

    間違いなく個人的2018ベストアルバム!溢れんばかりの70~80年代アメリカの空気感、それでいて今聴いても古く感じさせない絶妙なアレンジ、全てが完璧です。80s、近年のインディー、コーラ、ヤシの木、ネオンライトが好きな人はドンピシャ!

  • 2

    マイベスト2

    音楽The Wisely Brothers
    「YAK」

    今年の8月に共演もしたガールズトリオ、ワイズリーの1stフルアルバム。誰の心にも響くポップスでありながら、鋭くて暖かく、掴めそうで掴みきれない、そんなガールズバンドは初めて。スーパーカーやフィッシュマンズのように一度聴いたら心から消えない音です。極めつけは全編アナログテープ録音!嗚呼かっこよすぎ!

  • 3

    マイベスト3

    音楽Buddy Guy
    「The Blues Is Alive and Well」

    御年82歳、言わずと知れたブルースギタリスト/シンガー、バディガイ新作(!)枯れきったサウンドと思いきや、生命力に満ちた歴史的名盤です。弦を弾く質感すら感じるギターのトーン、全ての楽器の鳴りが極上!82歳で15曲入りの新譜をリリースする職人魂、尊敬しかありません。楽器の音色は年齢と共に変わってくるんだと思うとこれからの人生が楽しみ。

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村田然之助
川床

30も半ばを越し、娘が生まれ、なんだか人生は祭なのだということが最近分かってきました。2019年もご指導よろしくお願い致します。ヤマン。

  • 1

    マイベスト1

    音楽工藤祐次郎
    「団地の恐竜」

    「わかれて遠い人を 佃煮を煮る」って好きな山頭火の句があるんですが、僕ん中ではそんなイメージ…ひとりぼっちの為の音楽ってアルバムのお触れに書いてあったけど、寂しいことはなかったな、愛だった。サウンドはというとmumとかGSY!BEを聴いてるのか?と思う心地よいノイズとアコースティックギターの混ざり具合。土の匂いのアンビエント。想くんからこのお話をいただいて、このアルバムを真っ先に選びました。最高。

  • 2

    マイベスト2

    音楽優河
    「魔法」

    初めてこのアルバムを聴いたのは、六本木の一蘭をすすりながらだったと記憶してるのですが、なんともイヤホンを外すとチャララーララという替え玉の音が聞こえ、あれ?と、いつの間に自分がとても深いところに行っていたことに気づいた。「さざ波よ」「魔法」などの静かで熱いグルーヴと優河氏のボーカルに涙腺が刺激されぱなしの、素晴らしい一枚でした。直接関係ないのですが、今年公開された妹さんの静河さんの映画「きみの鳥はうたえる」も、とてもいい映画でした。

  • 3

    マイベスト3

    音楽中村佳穂
    「AINOU」

    もういい年なので、ひとが魂をぶつけて何かを行なっていることに弱いのです。この方の作品やライブを聴いていると、もはや人間と音楽の間の何かになってるのではないかな、と思ってくる。人外。「忘れっぽい天使」から「そのいのち」に繋がる神がかった間を是非聴いてください。ライブ版もYouTubeに上がってるので。いやー2018楽しかったな。また2019に会いましょう祭りましょう。

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片山翔太
下北沢BASEMENT BAR/BYE CHOOSE/Ajam/MACHIFES.

群馬から引っ越してきて下北沢と三軒茶屋の間くらいで暮らし2年が経ちました。まあとにかく人は多く、建物はびっしりと敷き詰められ、好きなことを追うなかでめまぐるしく時間は過ぎていき、段々と心が落ち着くような、音楽や暮らしが愛おしくなるような音楽を求めるようになってきたと感じています。音楽以外にも映画や書籍でも良いとのことでしたが、最新のものは基本的に音楽以外追ってないので音楽ばかりです。南無~。

  • 1

    マイベスト1

    音楽Superfriends
    「Superfriends」

    言わずもがな今年の僕のベストアルバムはこちら!ずいぶん昔のことですがMOROHAのアフロさんが高崎の老舗カツ丼屋「栄寿亭」を”極上の普通”と評したことがありまして、この一枚もまさにそれだなと。その言葉の通り広くたくさんの人に、そしていろんな世代の人に、長く聴いてもらえるだろうと信じて疑わない音楽の光のような一枚です。Apple MusicやSpotifyでは聴けないのですが、騙されたと思って購入してみてください。それ以上の価値があるアルバムだと思います。活動し続けてくれてありがとう、Superfriends!

  • 2

    マイベスト2

    音楽Still Parade
    「Soon Enough」

    最近お気に入りの洋楽はBPM80~100くらいのソフトな音像のR&Bが中心だったのですが、このアルバムはその流れになく、だからこそ僕にとっては特にお気に入りの一枚だったような。言ってしまえばパッと聴き2016年に名盤Light Upon the LakeをリリースしたWhitneyを連想させる優しい質感のアルバム。Still Paradeはあまり聴いてる人が多くないイメージですが、こちらはApple Musicなどにもありますし良かったら聴いてみてください。ちょうどいまくらいの寒い時期にはぴったりなはずです。

  • 3

    マイベスト3

    音楽khai dreams & Atwood
    「Nice Colors」

    2018年はフルアルバムよりもミニアルバムやEPを繰り返したくさん聴いた年でした。その中でもkhai dreams & Atwoodのこのアルバムは一番聴いたアルバムだったかも。ヒップホップに分類されながらもポップかつキュートささえも感じさせる内容で、日本ではMomくんがいろんな人の耳に届きはじめた頃にリリースされたこの作品は、国は違えど彼の提唱するクラフトヒップホップとのシンパシーを感じました。ヒップホップが苦手、というイメージを持った人でも聴きやすい一枚だと思います。めっちゃいいぞ!

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竹澤浩太郎
Wanna-Gonna

自分たちの作品「それから」という曲をリリースしたことが印象的な一年でした。色んなものをたくさん聴いた一年では無かったけれど、好きな新譜に出会えるというのは嬉しいことだと思う。

  • 1

    マイベスト1

    音楽Jimi Hendrix
    「Both Sides of the Sky」

    ジョニーウィンターも参加しているThings I Used to Doという曲がお気に入り。

  • 2

    マイベスト2

    音楽Snail Mail
    「Lush」

    久しぶりにタワーレコードに行って視聴して、存在を知り、素敵だなあと思ってずっと聴いていました。ライブを観たかった。

  • 3

    マイベスト3

    音楽Jeff Tweedy
    「Warm」

    好きなバンドのフロントマンの新譜が、素晴らしかった。

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いとっち
YMB

少女漫画は、私の一部であり、今年もたくさん読みました。大の大人が言うのはとっても恥ずかしいのですが、いわゆる“キュン”のために読むことが多いので、ジャンルは全て恋愛ものです。“キュン”という感情は、普段の生活で感じることはあっても微々たるものですが、少女漫画から得られる“それ”は身体の至るところを軋ませ、大粒の涙が溢れてしまうくらいのものです。その感覚がやめられずに、新たな“それ”を追い求めています。少女漫画の中でも、個人的には主人公が愛されるジャンルで、相手役の男の子がクールという設定が好みの一つなので、今回はその中から選びました。来年も変わらず質のいい“それ”を求めて読み漁りたいです。

  • 1

    マイベスト1

    漫画桜小路かのこ
    「青楼オペラ」

    現在9巻まで発売中。未完結。江戸時代の遊郭を舞台とした作品。とにかく登場人物一人一人の生き様がかっこいい。しかも恋愛要素だけではなく、主人公の両親殺害の犯人探しというサスペンス要素もあり、見応えはかなりあります。いつか別れがくることがわかっていながらも強く惹かれ合う二人の感情に、涙無しには読むことができないです。とても切なくなるので、読む際は覚悟しましょう。

  • 2

    マイベスト2

    漫画馬瀬あずさ
    「まいりました、先輩」

    現在5巻まで発売中。未完結。何も考えずに“キュン”としたい時に読む作品です。人を好きになるという感情がどれだけ尊いか、それがしかも両想いとなればどれだけ奇跡的で感動的かということを思い出させてくれます。「好きです」と言葉にするだけで涙が出てしまう、という経験をした方も沢山いるのではないでしょうか。そんな経験はないという方もこの作品を読めば体験することができるでしょう。

  • 3

    マイベスト3

    漫画ヒナチなお
    「藤原くんはだいたい正しい」

    現在6巻まで発売中。未完結。絵柄が好きで初期から作品を読んでいる作家さんで、とにかく主人公の女の子が天然で元気。出てくる男の子はクールでかっこいい。クールな男の子がどんどん元気な女の子に惹かれていく姿に“キュン”間違いなしです。

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峯大貴
音楽ライター(ANTENNA)

選んだ3作品以外にはBENBE、阿佐ヶ谷ロマンティクス、mogsan、田中ヤコブ、ayU tokiO、bjons、千紗子と純太、路地、Ribet towns、影野若葉、青木拓人、ローホー、前野健太、奇妙礼太郎、スーパーノア、工藤祐次郎、本日休演、カネコアヤノ、Homecomings、カニコーセン、TAMTAMなどの新作に魅了されました。京都のカルチャーサイト<アンテナ>に加入し、日々ライヴハウスから発信される音楽を丁寧に取り上げていくことにとにかく注力した1年。行ったライヴは89本。メディアから書く機会をいただくだけでなく、現場から周りの人を巻き込んで書く機会を作っていくスタイルに移行したことで、今までとは違った音楽について書くことの楽しさを味わいました。来年もよければ一緒に盛り上げていきましょう、音楽で彩る日々の生活を。

  • 1

    マイベスト1

    音楽折坂悠太
    「平成」

    平成というカラータイマーが青から赤へと点滅する中、折坂悠太は本作で飄々とその時代を胸に携え、両手広げて天空へと舞い上がっていった。しかし彼は決してミュータントではない。ガットギター弾きの歌い手という軸はぶらすことなく、様々なサウンドと歌唱法を憑依していくように取り入れていく。歌物語も極めて卑近なものだがそこに自らの生きた時代背景を意識的に刻み込んでいく。合奏編成によるリッチな音像も伴って、今を生きる一人一人の胸に刺さる、生活と地続きなリアリティが本作最大の魅力だ。折坂悠太は日本の大衆音楽の歩をぐっと推し進める風雲児となった。

  • 2

    マイベスト2

    音楽than
    「蚕 -KAIKO-」

    この大阪の5人組バンドと出会ったことにより2018年は忘れられない年になった。1stアルバムとなる本作のリリース、エマージェンザ優勝によるドイツ遠征ライヴなど、1年通じてトピックス満載。もちろん彼らの真価は年間200本近いライヴでこそ最大に発揮されるものだし、ステージで舞う赤子のコンテンポラリーダンスを擁して完成するものだ。しかし本作に刻み込まれた熱量、首謀者キタの現状を喝破するヴォイス、謹製オルタナティブ・ロック・サウンドの中で流麗に舞うクラリネット、といった重層的な音像に体中の毛穴をこじ開けられる心地は他の何にも代えがたい。全世界よ、早くthanに気付け!

  • 3

    マイベスト3

    音楽すばらしか
    「二枚目」

    リリース時に担当した記事では<東京ハードボイルド・ヒッピー>なんて呼称してしまったが、ロックンロール、ブルース、レゲエが輪廻し、泥臭くもフレッシュなサウンドを鳴らすこの4人の男に魅了された一年だった。<今、俺、音楽しかしたくない!>という福田喜充の叫びから始まって、屈託のないバンド・サウンドが終始狂い咲く本作。複雑に入り組んだトレンドへの適応や新しさを追い求めることもなく、かといって散りばめられた音楽の素養に古臭さは皆無。そんな彼らが今のライヴハウス・シーンの中で異彩を放っているのがとにかく痛快だ。

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ツタヤくん
イベンター/DJ

大学を卒業して、就職し目まぐるしく環境が変わる中で変わらずいろいろな音楽を聞けているのは幸せだなぁと。本当に色々聞かされて◯クシー◯―ンとかカラオケで歌えるようになりました。

  • 1

    マイベスト1

    音楽Shinyujinssi
    「해방 [HYDRANGEA]」

    韓国のラッパーの女の子の作品。おそらくこれがデビュー作のはずなんだけど、ビートに絡みつくようなフロウが重めのトラックにマッチしてて本当にカッコいい。ハングルとラップって相性がすごくいいんだなって実感した作品。ずっと動かしてなかったインスタを動かして何年ぶりにフォローを増やしたぐらい好きです。まだまだ(もしかしたらずっと)アングラな存在かもしれないけど、いつかはライブを見てみたい!!!サウンドクラウドからフリーダウンロードできるので興味もった方もそうでない方もぜひ一度聞いてみて欲しいな。

  • 2

    マイベスト2

    音楽Part-Time Friends
    「Born To Try」

    気持ちのいい作品。とにかく聞いてて楽しくなるポップソングがこれでもかと詰め込まれてて晴れた日にお散歩するときのBGMとしてこれ以上のものはないってぐらい。最近は晴れた日にお散歩することなんてほとんどできないんだけど(笑)特にM-9の「La La La in L.A.」が最高で、もう曲名から絶妙におバカでナンセンス感が漂うんだけど、それを裏切らない底抜けの多幸感があなたの休日を彩ってくれること間違いなし。難しいことは考えず一緒にラララと口ずさみ、口笛を吹いて街を歩いていきましょう。あんまり関係ないけど、ジャケットは歌舞伎町で撮影されたらしい。ほんとにどうしてだよ。

  • 3

    マイベスト3

    音楽MONO NO AWARE
    「AHA」

    ずっと好きだからとか贔屓目抜きにすごい良い曲なんですよね、「東京」。僕は出身が東京だから、帰るような故郷はなくて、はじめて東京って曲に共感ができた(他の東京ソングが嫌いなわけではないけど)。他にも、轟々雷音では井戸育ちの歌詞が引用されてたり、彼ら流の言葉遊びが随所に散りばめられて、しかもそれが独自のリズム感とぴったしハマってて調和してる。鏡文字になった歌詞ブックレットにも仕掛けがあったり、手元に持っておきたくなる作品なのでストリーミングで聞いてる人もこれぐらいはCDで買ってみてもいいんじゃないですかね。買って後悔しない上質の遊び心が詰まった一枚です!

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hama/moya
写真家/Dokkoise House

【hama】今年を振り返ったら、二人とも日本の音楽を多く聴いていることに気づいたので、来年はもっと幅広く触れていきたい。
【moya】今まで生きてきたなかで、1番映画を観た年だと思う。来年はライブや展示、面白そうなことがあれば飛び込みたい。後悔のないように外に出て行こう。

  • 1

    マイベスト1

    音楽mogsan
    「Summer Noodle」

    【moya】今年の夏1番聴いたかもしれない。お気に入りはNatsuniwa。入りから胸が締め付けられるような管楽器のハーモニーが印象的で、メロとサビの対照的な雰囲気と、記憶をつつかれるような粋な歌詞と歌声に、ひと夏の感情がグッと込み上げてきた。遠くの出来事のようなんだけれど、たしかに自分のなかにある夏だと思えるし、国や時を超えて夏を小旅行できるようなアルバムだと思う。歌詞カードの字がグニャグニャしていてまた良いんだ。

  • 2

    マイベスト2

    音楽路地
    「これからもここから」

    【hama】路地の音楽を初めて聴いたのが今年の5月のライブだった。その時の『ラフ』が強烈に印象に残った。バンド内に複数のソングライターがいて、ポップスやロック、R&B等ジャンルの振れ幅があるのに梢さんの声によってまとまるのが魅力。これからも聴き続けたい1枚。

  • 3

    マイベスト3

    音楽cero
    「POLY LIFE MULTI SOUL」

    【moya】サポートメンバーが変わって初めてのアルバムだよね。1作目のWORLD RECORDのような雑多感があって、最後まで一気に聴けてしまう。どの曲が好き?
    【hama】『Poly Life Multi Soul』 かな。最後の曲にして四つ打ちで、詩もとても良くて聴きながら読み込んだ。曲として派手ではないんだけれど、静かにのれる。
    【moya】私は選べないな~聴いてる時によって変わるくらいどの曲も好き。リズムの面白さはもちろんだけれど、コーラスワークとか、このコードとリズムにそのメロディ⁈っていうところも素敵だな。まだアルバムが出てからライブに行けていないから、生の演奏聴きたいな~!

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菊地愛美
ミンキッチン/hibotan

あれも今年、これも今年、なんて思う事が沢山。思い返す思い出があることは幸せだと噛みしめました。遠くに旅をしてみたり。正解のない毎日を考えたり。そんな中で出会った3つの展示を紹介させていただいてます。来年も、また、遠く遠く知らないものをみつけにいけたらいいなと思います。エプロンをつけて、天真爛漫に!

  • 1

    マイベスト1

    展示poppyseeds EXHIBITION 2人展
    「3月の欠片」

    是枝錬太郎さん、優喜子さんご夫妻で活動されるpoppyseedsさん。庭つくり、リース、オーナメント、寄せ植えの作品を作られています。是枝さんの作る作品は、普段の生活にふっと安らぎを放ってくれます。植物で、優しさと、儚さと、力強さを表現しきっていて。ずっと見ていても飽きないのです!きっと、お2人の人柄そのものが映し出されているのだろうなあ、と感じます。うまく表現できないほど、虜になっているのです

  • 2

    マイベスト2

    展示内田伸一郎写真展「白漆のマチエール」写真:内田伸一郎/器:山本美文

    岡山県に行った時、偶然出会った、写真と器の展示。低い木製のテーブルに並んだ白漆の器たち。白黒のパリッとした面持ちで並ぶ写真の数々。器の展示は、一枚一枚を絵のようにみる事と、実際に手元に置いて使っている想像をする、二段階の楽しみ。あの瞬間がたまりません。山本美文さんは、木工作家さんで、木のカトラリーもとても可愛らしく魅力的なものでした。

  • 3

    マイベスト3

    展示Hirotton Solo Artshow
    「-NO TOMORROW-」

    あ~。これこれ。清々しい程かっこいい!笑 国内外、様々な所で活躍されているhirottonさんの個展。ディテールがもう、圧巻。ポスカとペンキで描いてるんですって、これら。好きでステッカーを貼っていたり、Tシャツを着てみたりしていたのですが、社会的な事とか、メッセージ性が隠れているって知った時には驚きました。自分とは違う世界観を覗くのって、ワクワクしますよね。(いつか、原画、欲しいなあ。。。)

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トヨダユウキ
グラフィックデザイナー / SonoSheet

はじめまして。
この度縁あってPOOLに参加させていただいたトヨダユウキと申します。
2018年は人生で最も激動の年で、いろんなものを見て、いろんな人に出会いました。
今もまさにその真っ只中で、ここでMY BESTを書かせていただいております。
目まぐるしい一年を過ごして出会った、たくさんの人、物事、音楽に感謝しています。

  • 1

    マイベスト1

    音楽くるり
    「Songline」

    まだ23だけど、くるりは一生聴いていくんだろうなあ。高校の恩師も、好きだった先輩も、くるりを聴いてた。その理由もなんとなくわかる歳になった気がする。この「Songline」は、僕がくるりを好きになって初めてリアルタイムで迎え入れた一枚。

  • 2

    マイベスト2

    音楽灰色ロジック
    「知らない街」

    茨城つくばから。その響きがやけに安心する。なぜなら、通っていた学校も、バイト先も、行きつけのTSUTAYAも、仕事終わりに行くご飯も、つくばだから。小さい頃から通い慣れた街。同じ生活圏で暮らしていて、そこで音楽を鳴らしている。出会うまで少し遠回りしたけど、心強くて心地良い。夜、東大通りを走りながらよくこの曲たちを聴く。

  • 3

    マイベスト3

    音楽swallow
    「SWALLOW」

    Linustate佐藤さんのソロプロジェクト。バンドとは対照的なサウンド、日常的で肩の力が抜けるような歌詞と優しい歌声。「サーフライダー」には今年ずっと寄り添ってもらった。

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藤井愛稀
俳優

もう今年を振り返る時期になってしまったんですね。1年とは一体何なのでしょうか。お正月に纏わるさまざまなこと、それらをもし仮に何もしなければただの昨日、今日、明日である数日の合間に2018年は2019年になってしまうし、”平成さいごの年”は終わってしまう。私たちに何か変化はあるのでしょうか。あるんでしょうね。わからないけど。年が変わるから私たちも変わるのか、私たちの変化がその一年という単位で刻まれているのか知る由もありませんが。新年に幸あれ。幸せになりましょうね、みんな。

  • 1

    マイベスト1

    詩集最果タヒ
    「天国と、とてつもない暇」」

    みずみずしい、というとなんだか違う気もするけれども乾いて乾いて乾ききって、呼吸をするのが難しくなってきたところに浸透していく、そんな感じのする詩たちでした。むかしから”とてつもない”という文字の並びがたまらなく好きなので、これだけでもうたっぷり、とてつもなく愛おしいし、寝る前にこの本を開いた時のああ、これだ 感には本当に救われました。救われたと云っても何にやられて、何処から救われているのかは自分でも分からないんですけれども。”救われる”って、不思議な感覚ですよね。

  • 2

    マイベスト2

    音楽colormal
    「merkmal」

    これも今年なんですね。この1年ずっとそばにあったので(勝手に聴いていただけ)、なんだかずっと前から聴いていたような気がします。ある時sound cloudで辿り着いてであってしまったcolormalさんの音楽。このCDに収録されたその曲はまた違うバージョンで。私は新しいものが生まれたり始まることの多い春という季節の美しさに対し、いずれは終わってしまうのになぁというような感情が沸き上がってしまうためになんだか苦手意識が芽生え憂鬱になってしまいがちなのですが、そんな春をも愛せてしまいそうに思えてくる、そんな一枚でした。ありがとうございます。

  • 3

    マイベスト3

    展示地点「グッド・バイ」

    “完璧” で “圧巻” でした。この世の中で云う完璧の基準とかそんなもの私には分かりませんが。私の中では。これまで言葉の発語の独特なリズムで組まれていた劇団地点の新境地を観た気がします。偉そうなことは言えませんが、一観客として。バンドの空間現代さんと地点さんが一緒にされているのは初めてではないのですが、劇中に音楽が一時的に止められることを除けばずっと鳴っているというのは初めての事だったように思います。其処にはまさに音楽と言葉の融合が生まれていたように感じられました。ひとり、布団にくるまり読んでいた太宰作品ががこんなにもユーモラスに、皮肉に、祈るように、「体験できるもの」「体感できるもの」として存在している、その事実には感銘を受けざるを得ませんでした。