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2017.03.13

【FEATURE】#1 ”Naked” 開催記念!Tsugumi Akimitsu Interview

第一回となる今回は、SALON運営チームの一員でもあり、グラフィックデザイナー・フォトグラファーとして活躍する、大阪在住の Tsugumi Akimitsu にスポットライトを当てました。
インタビュアーはSALON主宰の So Ohashi 。普段から気のおけない仲間ということで、フランクに、且ついつもは聞けないようなことまで少し掘り下げて聞いてみました。

Tsugumi Akimitsu:
1991年長崎市生まれ、大阪在住のグラフィックデザイナー・フォトグラファー。
HOLIDAY! RECORDSやPost Modern Team.を始めとして、レーベルやアーティストのアートワークやグッズ製作など数多く担当し、インディー音楽シーンから切っても切り離せない存在となっている。
2017年3月1日(水)~31日(金)まで大阪市中央区、堺筋本町のカレー屋 “Midnight Sun”にて初の個展となる”Naked”を開催予定。また、展示期間中、作品をまとめたZINEを限定販売する。

So Ohashi(以下So):
自己紹介お願いします。

Tsugumi Akimitsu(以下Tsugumi):
周りの友達とか、バンドしてる人とか、私に刺激をくれる人達の写真を撮ったり頼まれたデザインの仕事をしたり絵を書いたりして過ごしてます。

So:
展示のきっかけはなんだったの?

Tsugumi:
2016年の7月くらいにMidnight Sunの石井さんから声をかけてもらって。
それまでも顔を合わせた時に会話してたけど、HOLIDAY! RECORDSとかPost Modern Teamの作品を見てくれてて、ライブハウスに遊びに行ってた時に、そろそろ展示とかどう?と声をかけられたのが始まり。

誰にでも起こりうる日常の中のちょっと素敵な瞬間

So:
今回のテーマ”Naked”について教えてください。

Tsugumi:
展示の話をもらった時に、今までの仕事や普段やってる制作や撮影は何かの役に立つものとして、目的があってやってたけどそれを個展として展示するのは違うなって思って。改めてどんなテーマにしようかと思った時にもっと自分を出してもいいかな、もっと内側から自分のことを表現したいなと思って。ありのままを出そうと思って”Naked”ってタイトルにした。
それと、夏前にエイシーに出会ったことも大きくて。私の一目惚れで・・全然知り合いとかじゃなかったんだけど、私はいつか絶対にこの子を撮る!と根拠のない直感があって、モデルとしてスカウトして一緒に仕事してた。もちろんビジュアルに絶対的な魅力はあるけどそれだけじゃなくて、彼女の内側から感じるものがある、目に見えないものであっても感覚的に「良い!」って思う点が一緒で、フィーリングっていうのかな・・・それが気持ちよく一致する子だった。

エイシーに、「タイトルをNakedにしようと思ってる」ってことを伝えたら、彼女も「ありのまま」みたいなニュアンスの名前がいいって思ってたって言ってくれて、これだ!と。誰にでも起こりうる日常の中のちょっと素敵な瞬間、を私なりに表現することが今回のコンセプトかも。ただそこに気持ち良い場所や空間があるだけじゃなくて、私が、人が、そこにいることが前提で、つまり、何て言うんかな。

So:
写真を見た人がつぐの視点に立てるような感じ?

Tsugumi:
そうそう。でも、受け取る側の感性で受け取ってもらえたらそれで良い。

デザインを料理に例えたら、畑で野菜を作るところからしたかった

So:
”Naked”は写真がメインってことだけど、つぐにとって写真はどういう捉え方なの?

Tsugumi:
元々は就職して企業のデザイナーとして働いてたんだけど、学生からサラリーマンデザイナーになった時に当然ながらその違いに気づいて・・・。
デザインの仕事って理論的に考え方とかコンセプトとか意味とかを言葉にして構築していった上でビジュアルをつくりあげるもので。
それはそれでもちろんデザインの面白みなんだけど、言葉にできないけどなんか気持ちいいとか、感情的な部分をタネにして作る部分をもう一回やりたくなって、デザインとは違う頭の使い方というか。
私にとってそれをできるのが写真だった。
良い!と思った瞬間にその瞬発力でシャッターを押せるっていうのに魅力を感じて、2年半前くらいにカメラを始めた。その頃は大阪に来て少し立った時で、ライブハウスとの接点ができたのもちょうどその頃だったから、身近な音楽に関わっていくうちに、ライブを撮りたいっていう自然な流れがあった。

So:
へー。てことは大阪来てからカメラ始めたの?

Tsugumi:
大学の時に初めて買って、前からカメラは持ってたけど、観光の時の記念、みたいな使い方しかしてなかったな。しっかりやり始めたのは、デザインする時に自分の素材を使いたかったっていうのがあった。素材をつくる部分から全部自分でやっちゃいたくて・・・。デザインを料理に例えたら、料理に使う野菜を自分で耕した畑で作るところからしたかったんだよね。自分がタネを植えて育てた野菜を使いたかったというか・・・。

So:
音楽はよく聴いてた?

Tsugumi:
みんなほど聴いてないよ(笑)
高校生の時は日本の90年代のロックバンドとかが好きだった。ジュディマリとか高校の時から死ぬほど聴いてたし。ブルーハーツとか。あとJanis Joplinをめっちゃ聴いてた。

So:
ヒッピーカルチャーらへんすごい好きやもんな(笑)

Tsugumi:
そう、そこからすごい影響を受けてる。その頃書いてた絵とかサイケデリックが溢れてたもん。暗い部屋にこもってどぎついカラーリングの絵をひたすら・・・
アタマおかしかったね(笑)

So:
なんかインスタかなんかで見た記憶ある・・・。

ヒッピーカルチャーから影響を受けた高校生の時のイラスト

So:
自分のルーツとなる一曲を選ぶとしたら?

Tsugumi:
迷うけど・・・
JUDY AND MARY / OVER DRIVE かな!

So:
らしいなー(笑)なるほど。
ちょっと休憩していい?すでにめっちゃボリューミーやな、内容。

Tsugumi:
日頃、溜め込んでるから(笑)

So:
(笑)なんか喋りたいことある?

ものを作ることの良さ

Tsugumi:
あ、あと展示については。
2016年色んなバンドと関わらせていただく機会が多くて、その中でCANDYのアルバムのアートワーク一式やらせてもらったんだけど、結構そこで経験したことが大きくて。谷口くん、わりと自分のこととかすごい話してくれて、この曲にはこういう想いがあって、こういうアルバムにしたくてっていうことを飲みに行ったりして話してくれて。それを私なりに理解して噛み砕いて昇華できたと思う。で、そこで谷口くんの「ものをつくる人」としての姿勢っていうのがすごく刺激になって、ものを作ることの良さを改めて感じたというか。満足できるものができたし、つくり上げたいもののゴールを共有し合うことができたなって思って、同世代っていうのもあったけど、影響を受けた部分は多いです。

CANDY 1st mini album 「傘になりたかった」アートワーク

So:
イラストはいつからやってるん?

Tsugumi:
小さい時からいつも描いてたって親が言ってたけど、自分でも物心ついた時から描いてたと思う、いつからとかは覚えてない。気づいたら描いてたみたい。

So:
親の影響は受けてる?

Tsugumi:
かなり!部屋のレイアウトがうまくて!学校から帰ったら、また模様替えしてる!とか、よくあった。趣味がすごい良くて雑貨が好きで、陶器のコレクションとかもしてたし、身の回りの環境を整えるのが上手な人だなって思う。

So:
そういうとこ出てるかもなー。あとは、僕の思ってるあなたの特徴は色んな人と関わってる中でも、別個のところで自分を持っててぶれない、一回スイッチ倒すと止まらないし止める気がない、あと変なとこでくっそネガティブ。

Tsugumi:
めっちゃその通りやん(笑)

激しい波の中で、ボートがふらっと寄って来た

So:
人一倍野心的やと思う。今の野心とかスタンスはどんな感じなんかな。

Tsugumi:
この1年はずっと目の前のことで必死だったな。ちゃんと目の前のことをしっかりやるからこそ次の仕事が繋がったから。1年先のこととか考える余裕がなかったずっと。
だから今がクッションになってる時期で、ずっと激しい波の中で泳ぎ続けてたけど、ボートがふらっと寄って来たみたいな?ちょっと落ち着いてるとき。
頼まれてやってることとは違うことだから、展示っていうのは。準備していくうちに、これ(展示)終わったら今後こういうことやってみたいとかアイデアは湧いてきてる。
今後はものをつくって売る、ってことを意識してやっていきたいな。売れるものをしっかり生み出すってこと。マーケティング面でもそうだしクリエイティブ面でも。

So:
なるほど。ちなみに影響を受けてるイラストレーターとか写真家はいる?

Tsugumi:
話ずれるかもしれんけど、あのさ、言霊ってあるやん。言ったら確信に変わるとかいうやつ。この人に影響を受けてるって言うとその人に引っ張られすぎてジレンマになっちゃうからこの人いいなーとかこの作品いいなーとか思うけど、意識して言わないようにしてる。自分を120%出せなくなってしまうから。

So:
思想強いな(笑)
SALONの運営メンバーとして誘ったのは、前喋ってた時も言ってたけど考え方にそれ!って共感する部分があるからで。

自分が影響を受けて来たものを、自分もやりたいっていう感覚

Tsugumi:
アウトプットとしてはイラストとか写真に落としてるけど、もちろん音楽や映画、小説、漫画とかカルチャー全体から影響を受けてるし、おこがましいかもしれないけど、自分が何か作品を発表することでその歴史に刻みたい、というか、自分が影響を受けて来たように、自分も影響を与えたいっていう感覚?

So:
そう!それ!
僕がCoughsにいた時期に周りにいた皆との関わりがなかったら今こんなこと(SALON)は思いついてなかったと思ってて、中でもつぐは今後何かしらガッツリ一緒にやるだろうなって思って誘ったんよね。
SALON運営としてのモチベーションはどんな感じ?

Tsugumi:
(仲間に入れてもらえて)光栄やし、発信源になれるのは嬉しいな。勇気がいることやし、こう思う!っていうのを世の中に発言するのは。それをやっていいよ、と言ってくれてる気がする。みんないるし。一人じゃないって言うのがおっきい。しかも自由やし、個人個人が好きにやれる。
あと、音楽以外の分野で注目してもらえる場所ができるって言うのは嬉しい。色んな面白い人が決まってて、そう言う人たちにもスポットライトが当たるのは楽しみやし。

So:
運営は3人から始めてるから一人の裁量にすげえ任せてるけど、やりたいことある?

Tsugumi:
イベントとかできたら面白そうだよね。メンバーが出店したりとか展示したりショップしたりライブしたりフードしたり。いわゆるSALON ACTIONの部分を実現する。

So:
僕らもSALON TENANTに入るわけやけど、TENANT住人としてはどういうことやってくの?「喫茶 つぐみの部屋」は。

Tsugumi:
簡単に言うと、私の独断で映画やCDや本をレビューして、こう言うもの手に入れたからウチに遊びに来て、みたいな感じかな。展示のテーマにも沿ってるんだけど、毎日のちょっとした喜びを紹介していく。
あとは、部屋にいるのが好きだから、来て欲しいみたいな(笑)

So:
普通におもしろそう。じゃあ、最後に一言ありますか?

Tsugumi:
今はとにかく周りの人たちにありがとうって言う気持ちです。本当に。

So:
あ、FEATUREの構想として、数珠繋ぎでやってくっていうの考えてて、もしつぐが次インタビューするとしたら誰がいい?

Tsugumi:
ちょっと待ってー。え~誰やろ・・・
(2分経過)
・・・マンクモかな!あいつおもしろいもん。

ロックバンド「ズカイ」のフロントマンであるマンクモ

So:
彼は自分で好き勝手書いてる方が面白いかもしれないけど・・・。

Tsugumi:
でも聞き出したらまた違うとこ見れるんじゃない?

So:
確かにあいつ意外と日常会話は普通にできるもんな(笑)

2017.3.1(FRI)-3.31(WED)

Tsugumi Akimitsu Exhibition “Naked” at Midnight Sun Curry & Coffee

http://www.midnightsun.me

〒541-0058 大阪市中央区南久宝寺町1-9-2南久宝寺ビル2F

期間中、会場限定で”Naked”の展示作品を一冊にまとめたZINEを発売予定。
A5・フルカラー 全25ページ ¥1,000-

2017.3.5(SUN)

Tsugumi Akimitsu Exhibition Opening Party “Naked Dance” at Midnight Sun Curry & Coffee

Acoustic Live:ooo-boy(VANILLA.6) / Coughs / kojipull
DJ:soleil soleil / shota_yam
Shop:HOLIDAY! RECORDS
Food:Midnight Sun

OPEN/START:18:00
Ticket:¥1,500-

チケット予約は下記、もしくは出演者までお問い合わせください。

Tsugumi Akimitsu