• HOME >
  • TENANT >
  • 【TENANT 102】#2 喫茶 つぐみの部屋
2017.05.17

【TENANT 102】#2 喫茶 つぐみの部屋

恋のはじまりって何なんでしょう?

そもそも「恋」とは?
という段階から考えなければいけないかもしれませんね。

私は「恋」は「欲しがる」ことかなあと
考えることがあります。

それは異性だけに対して在るものではなくて

例えば

家で一緒に暮らしてるペットだったり
街のショーウィンドウで見かけた洋服だったり
行きつけの喫茶店で飲むコーヒーだったり
故郷のお母さんの手づくりのご飯だったり

これらを「欲しがる」のであれば
それはもう「恋」だなあって・・・。
これらを得るために、がんばったり、できちゃう。

そう考えると、私は常に恋してます。

ただ、それは”like”とか”favorite”の世界であって
”love”ではないんですよね。たぶん。

つまり私の考え方としては
「恋」には”like”とか”favorite”とか”love”とか
いろんな種類があるんです。

好きの「度合い」みたいなものとは
また別で、あくまでも種類。

で、今回はその中でも結局
”love”とは?
”love”のはじまりとは?

っていう話をするんですけど・・・。

いろいろあるけど

”like”でも”favorite”でもない、”love”とは?
って大人になって改めて
考えるきっかけになった作品を紹介します。

「小さな恋のものがたり」

みつはしちかこさん原作の言わずと知れた大名作です。

1962年より『美しい十代』他、
複数の雑誌で連載していた
ストーリー4コマ漫画。

背の低い女の子チッチと
背が高くハンサムな男の子サリーの
恋愛模様を描いています。

 

 

 

読み進めるなかで
まずはじめに出てくる感想は、もう、こりゃ
「かわいらしい」ですよ。

小さな小さなコマの中に収められた
小さな小さなイラストが織りなす
小さな小さなチッチの恋。

チッチとサリーの
互いのやりとりや、表情、シチュエーション。
ウ〜っと思わず声が漏れ出るほど
ドッキン、ドッキンときめきます。

 

 

 

 

チッチの、不器用ながらも懸命で一途な
サリーへの愛情表現が
くすぐったいというか、むず痒いというか
こちらが切なさを覚えるのですが

そんな姿がなんかもう
くるおしくて、いとおしくて

不思議な、熱を帯びた感情が
プカップカッとこの胸に現れるわけです・・・。

サリーに振り向いて欲しくて
自分の小さな恋の気持ちを、
注ぐように与えるチッチ。

それに気づいたとき
これは『小さな恋のものがたり』だけど
なんだかもう『大きな愛』のものがたりだなあー
と感嘆したわけです。

「欲しがる」ことだけではなく
「与える」ことも恋。

本物の「恋」のはじまりは
「欲しい」ではなく「与えたい」という感情が
芽生えたとき

”love”は「与える」ことだと捉えると
自分自身が、いつでももっと
何かを与えられるひとでいなければと
心がキュッとなりました。

チッチとサリーのように
そうやって磨き合えたら素敵だなーとぼんやり思います。

一丁前にすみません・・・。

気になったら喫茶に読みに来てね。

最後に、

実はウチには第21集しかないのですが笑
そのなかで最も好きなシーン。