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2018.02.03

【TENANT 101】心の洗濯機 #7

妄想のベーキングパウダー

 

1

最近、深夜の喫茶店であてもなく必死で考えた。
今、どの方面で何が起こっているのか。落ち着け、今年はやるんだ。

規模の大小はあれど、それぞれに成し遂げたいことがあって、今日良かった、今日は悪かった、それで終わるようなちんけな浮き沈みじゃなくて

長期的に叶えたいことなどを思って、がまん強くあることを胸に刻んだ。

多くの人にとって音楽や映画っていうのは、時間の使い方的にプラスアルファの部分であって、今の僕もまぎれもなくそうで、なんならむしろそんな時間ですら取れていなくて。

ピンチを救ってくれたヒーローに憧れた、それだけだった。それだけだったんだけど、気づけばそれが息の仕方になってたみたいだ。

お金がなくては生きられないけれど、歌や楽器、ストーリーラインに触れることは日常に浮かぶ大切な酸素だった。

 

 

2

人間の暮らしはただの現象の組み合わせだろうか。
必要な動きや仕組みと、必要最低限の思考で回っているとしたら。

そんな風に考えたら、恋とかも存在しないのかもしれない。恋の歌とか、恋の映画なんかが、例えば生まれた時からまるっきり存在しなかったら、人は恋なんてものに気づかないかもしれない。
北朝鮮みたいな話だけど。いやいや、わかんないけど。怒られそう。

「芸術」サイドが作り出したフィクションっていうのは、すごいと思う。現象の組み合わせを、つないで物語にして人を気持ちよくさせてくれる。そういうものによって人は幻覚を見ている。僕もいまだに、息のしづらいコンクリートジャングルの中で勝手に。

現実、つまり実体のあるものだけが世界だったらどれだけ生きづらいんだろう。
そんなことすら考えないくらい当たり前に、僕らは妄想のベーキングパウダーで膨らんだ世界の中にいる。
目に見えるものだけに立ち向かわない。もっともっと世界はでかい。もっと味方もいる。もっともっと敵もいる。
お前らが見えてないもんも見るんだ。

そんなハングリーな感じ。
悪気はないんだ。

 

 

3

路地は今年はリリースイヤーになる。長いレコーディングが始まろうとしている。
がっつり時間や予算かけて、制作できる場所にいることの幸せを噛み締めてる。
明日も打ち合わせ。

SALONも派手じゃないけど日々、歩みを進めてる。
こういうのやろや、とか、部屋をください、とか、たくさん声が欲しいです。
こっちも明日打ち合わせ。

飛び込んじゃった大海原。
回すべき時に洗濯機を回すだけ。

 

So Ohashi