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2018.04.24

【TENANT 403】
goodbye at dawn. #3

2018.3.27

夜に最寄り駅でイラストレーターをしてる友達と待ち合わせ。

いつも彼女の方が先に待っとってくれる。

小柄な彼女が、少し寂しさを感じるようなきゅっと強いエネルギーを放って、
いつも同じ場所で待っててくれる。

今日は私の方が先に着いたらしく、
ぼーっと歩いとる人を眺めたり思い出を思い出したりしとったら、
「星野さん」と声をかけられた。

「髪の毛が少し短くなってたから違う人かと思いました」と言われた。

最近10cmほど髪を切ったが、あまり 誰にも気づかれない。
(ロン毛が10cm髪を切ったところで大した変化には見えないからと思う。)
でも、そこに気づく彼女はやっぱり、あぁ。さすが…と思った。

女の人でも男の人でも、とにかく久しぶりに会うと私はよく恥ずかしくなるので、
もじもじしてしまう。今日も恥ずかしくなったので、
「恥ずかしい…」と言ってしまった。

 

彼女が最近見つけた、という居酒屋さんに連れてってもらった。

 

どう見ても個人経営の店だが、
「ここチェーン店らしいんです」という。

 

!!!!!!!

 

なにやら、それぞれの家族で営業している個人店のようなチ ェーン店らしい。

びっくりである。

お店に入ると、平日やというのにほぼ満席でにぎわっとった。
カウンターに座って、お酒とお刺身などを頼んだ。

頼んだレモンチューハイが運ばれてきた。
グラスにちこっと張りついた、まんまるの輪切りのレモンがかわいくて、
あ!と思って鞄に入れたままのアイフォーンを取りに行った。

かわいい…といいながら1枚写真を撮った。

レモンチューハイのあの、透明より少しくすんだ色、
あの色は現実から少し離れれるような気持ちになる。

透明が現実なら、あの少しのくすみは、少し現実から離れた場所。
こんなことを思うのは変かなぁ。

レモンに夢中になっとったのに、上の方にある氷を見たら、

あっ!! 

彼女と二人で、「かわいい…」と言ってしまった。

1個だけぴこん!と飛び出しているんである。

彼女もまた鞄にしまってあるアイフォーンを取りに行った。
二人で氷の写真を1枚、ぱしゃ。

こういうものに反応して、かわいいとか綺麗とか思える心が
ある人と話すのはおもしろいし、嬉しいなぁと思った。

 

久しぶりに会って話すのは彼女のイラストの仕事のことや、
私も写真の仕事の話。

 

そして私の大好きな田辺聖子先生の小説の話も。
私は田辺聖子先生の小説が 、大大大だーーーい好きで、
田辺作品の良さ、癖、センスの話ができるのは母だけやったので、
話せることが嬉しくて、作品を思ってうっとりしたり、
二人でぷぷぷと笑ったりして楽しかった。

 

酒を飲んで話してると楽しくなってきて、
酒が止まらんくなってきたので、食べ物もなくなったし、
お店を出ることにした。

「駅前でお酒を買ってもう少し話そう」と彼女を誘って、

お金を払ってお店を出た。

 

 


https://goodbyelastplanet.tumblr.com/

星野佑奈

1989年1月6日生

やぎ座のB型

写真家

兵庫県高砂市出身

都内在住

 

 

先月、香川県の豊島に行った際に見たレモンの木を気に入り、
それからレモンのことを引きずっている。

今年1月に運転免許を更新、無事に黄金免許を取得する。
ブレーキの踏み方が優しいと定評がある。

好きな県は青森県